脱・感覚頼りの採血手技のための新時代の採血トレーニングツール「採血VR |Medi.SIDE」

新時代の採血トレーニングツール「採血VR |Medi.SIDE」
「採血」は、看護師様をはじめとした医療従事者様の重要な基本手技ですが、その習熟には大きな差があります。
特に新人や復職者にとっては、患者さんの身体に針を刺す行為への不安が大きな心理的障壁となっているが多いと聞きます。
この問題は手技を行う者だけでなく、指導を行うベテランにも負担がかかってしまうことになりかねません。
その問題を解決するべく株式会社セカンド・サイド社が開発したのがMedi.SIDE「採血VR」です。
「採血VR|Medi.SIDE」とは?
従来の採血練習は、腕の模型でのシュミレーターか同僚との相互練習が主でした。
教科書には「穿刺角度は10~15度」「血管に入ったら針を1㎝進める」と、具体的な数値が記されていますが、指導者がいてもその正確性を見るのは不可能に近いです。
結局、「これくらいだろう」という感覚、いわば「勘」に頼らざるを得ないのが現実です。
しかし、個人の資質や経験量によって「勘」は大きく左右されるため、技術習得にも大きな差が生まれてしまいます。
今まで確認できなかった「穿刺角度」や「血管内での針の進み距離」などを視える化し、確かな技術習得を手助けするのがMedi.SIDEの採血トレーニングツール『採血VR』です。

11の評価項目と臨床的意義
11のチェック項目は、採血の手技を精緻に数値化した複数の学術論文をベースに実装しました。
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チェック項目について抜粋して一部ご紹介いたします。
針は血管と並行
血管の走行に対して、針がまっすぐ平行になっているかの判定をします。
血管に対して斜めに刺入すると、血管の側面を傷つけたり、穿刺後に針先が血管壁に接触しやすくなったりするリスクが高まります。
角度をつける
皮膚への刺入角度が適切かの判定をします。
一般的に10~30度が推奨されますが、角度が浅すぎると皮膚表面を滑ってしまう、また深すぎると血管を突き抜けて下の組織を傷つける危険性があります。

未来の医療現場のために
「VR」と聞くと、少し抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
採血VRは、従来の見るだけ、やるだけで終わるVRとは一線を画します。
実際の患者の腕を3Dスキャンしたリアルで精緻な腕モデルを代表的な5タイプ用意しました。また、患者役にも役者も配しリアルなリアクション(痛がったり、喜んだり・・・)も実装しました。
うまくいかなかったら、一体何が間違っていたのか、どこを修正するべきなのか・・・客観的な指標が、勘に頼らない訓練をサポートします。
繰り返し練習して頂き、毎回、どんな腕でも確実に100点を取れるようになれば、安心してなおかつ、自信を持って患者さんに向き合えるようになります。
また採血VRは、採血キットや対人練習と組み合わせて使うことで、学習効果を最大化させることが期待できます。
現場さながらのリアルな映像体験を通じて、「怖い」「自信がない」といった心理的ハードルを下げます。
新人スタッフでも自信をもってキャリアをスタートでき、ベテランの方々の指導負担を軽減し、本来の専門性を発揮できるようお役立ちします。
下記、QRコードより採血VRで使用している腕モデルをARで表示できます。ぜひ体験してみてください。
